2012-03-29

準備中

 久々の更新です。


今年中には始動したいと漠然と考えていた葛流千葉支部ですが、具体的に進み始めて来ました。

こんな私ですが、地唄舞を教わりたいと言ってくださる方が何名かいらっしゃるので、現在地味に準備中です。


先日のお稽古日は、先生からそれに向けたお稽古をつけていただきました。

普段「がらっぱち」な所があるもので、そこら辺も多少の修正が必要かと思われます。



自分自身は、「袖香炉」をお稽古しています。

これは、私が入門して初めて浴衣会で舞った曲です。

あの時の浴衣会は、大宮八幡宮のお茶室か何かだったと記憶しています。



追善の唄なので、「散れど 薫りは なほ残る」等の詩で亡き人への想いがうたわれています。

テープから流れる渋い唄声は、聞く度に痺れます。

2012-01-11

2012年お盃・舞い初め・新年会

 先日8日。流派恒例の新年の集まりがありました。


晴海のホテルで行なわれていますが、ここ数年は私の母の千代さんも出席しています。
千代さんの話をすると、このブログも彼女にジャックされる(整体院のブログは、千代さん日記になりつつあります)危険を感じますが、新年なので一席。

二人で着物を着て、まずは京葉線で新木場まで。
その車中、スカイツリーが見えてきました。
東京方面に近づくと、その姿が次第に大きく見えます。それを見た千代さん。

「あ!すかいらーく!さっきより大きいね!」

違うでしょ。スカイツリーだってば。と、突っ込んで間もなく、

「あ!虹!」

と言い出す千代さん。え?この乾燥した晴天で?
・・・もちろん虹ではありません。
千代さんが言いたかったのは「富士山」でした。
どこをどう押したら、そういう変換がされるのか、さっぱりわかりません。

数々の突っ込みを余儀なくされましたが、無事に会場に到着。

先生からお盃を頂戴し、その後は舞い初め。
私は先輩と「江戸土産」を舞いました。
どなたかと合わせて舞うのは久しぶりなのでいつもと違う緊張感でしたが、先輩との長年のお付き合いの信頼感で無事終了しました。

舞い初めが終わると、お楽しみの会食です。お酒も頂戴しました。
楽しいひとときを終え、その帰り道。地下鉄の改札でスイカを探しはじめる千代さん。
他のお弟子さんお二人もご一緒していたのですが、お待たせしてスイカを探す千代さん。

「今まで持ってたのよ。なんかポトッと落とした気がする。そしたら消えた」
とバッグを漁りまくりますが、見つからず。

ポトッと落とした割には足元にもありません。
そして、私がふと千代さんの胸元を見ると・・・ありました。スイカ。
千代さんの着物の衿の合わせに挟まっていました。
どう考えても自分でそこに挟んだ風情です。
しかし、自分では挟んでいないと主張する千代さん。
落としたときにそこに挟まったと言い張ります。

「そんなの、ミラクルでしょ」
と私。
「ミラクルだよ!」
と千代さん。
千代さんは、外出するとパワーアップするようで今回はかなり突っ込み疲れしました。
そんなわけで、大いに笑った今年の新年会でした。

辰

今年のおみやげは龍の鈴です。


2011-12-20

今年最後の

 本日、今年最後のお稽古日でした。

年明けの舞い初めで舞う「江戸土産」をお稽古です。

先輩と前半・後半に分けて舞うのですが、私は後半担当です。
最後は二人で合わせて舞います。
先輩とは長いお付き合いで、いつもお世話になってますので、
息も合わせやすいと思います。

さて、去る10月23日、師範のお許しを頂きました。
このところ稽古している「江戸土産」はその課題曲でした。

師範のお扇子



まさか師範を取るまでこの道を歩むとは、始めた当初は思ってもおりませんでした。
先生始めたくさんの方々にお世話になり、又ひとつ前へ進ませていただきました。
皆さま、ありがとうございます。名に羞じぬよう努力を重ねます。
そして来る年は、葛流千葉支部実現に向けて踏み出します。

「花」にはなれぬ「葉」ではありますが、四季折々で姿を変える葉のように豊かな表現者となれるよう精進を誓う節目の年となりました。