2011-07-07

浴衣会に向けて

 先日は、毎年恒例の浴衣会に向けてのお稽古でした。

「江戸土産」のお稽古は、しばしお休みです。

浴衣会では「八島」を舞います。
地唄舞を始めた当初から憧れだった八島。
平成18年に国立小劇場で念願叶って舞わせて頂いた、自分にとっては思い入れの強い舞です。


八島(葛たか葉)

地唄舞はしっとりした艶物のイメージが濃いかと思いますが、八島はお能から採った本行物で、旅の僧が義経の霊に出会い、合戦の物語を聞く、という内容です。


再び舞えることになり、以前舞ったときに自分の中で課題として残った部分を乗り越えられるよう勇んで稽古しております。

今回は合戦のくだりを舞うので、船を漕いだり、馬に乗ったり、弓を引いたり、刀に、槍と動きは盛りだくさんです。
クーラーのない自室で稽古しているので、えらいことになっています。
脱水症状に注意が必要な状態ですが、なにより八島を舞えるのが嬉しいので苦ではないです。