2024-03-04

第二回 舞の会

 昨年に続き、今年も舞の会を開催する運びとなりました。

今回も完全招待制の会ですので、ささやかな会となりますが、地唄舞の世界をお愉しみいただきたいと願い、稽古に励んでおります。

お弟子さん達も、本番に向けて緊張感を持ってお稽古しています。

私は今回、「八島」を舞います。

地唄舞を始めた当初、「八島」を舞うのが目標でした。

以前もブログに載せました通り、特段の思いがある曲ですので、今回、舞えるのは、とてもしあわせです。

ご来場ご希望のお返事をいただきますと、嬉しい反面、責任も感じます。

お越しいただく皆さまにとって良いお時間になるよう、精一杯努めます。

第二回葛たか葉舞の会チラシ表

第二回葛たか葉舞の会チラシ裏









2024-01-22

2024年 令和六年稽古始め

先日、今年の初めてのお稽古日でしたが、その際、「舞い初め」をしました。

舞い初めは、ここ数年、お稽古場での恒例行事にしております。

私のお稽古場は、本当にささやかですが、使い方次第で舞台と客席に分けて使う事が出来るようにつくりましたので、舞い初めの時は、それを活用して一段高い所を舞台として使っています。

他のお弟子さんの前で、その(小さいながら)舞台の上で、一人ずつ舞うのは、なかなかの緊張感と思われます。

私は冷たい先生なので、お弟子さんが本番で振付をど忘れしてしまったとしても、教えません、と、日頃から言っていますので、お弟子さんは「助け舟はない」と、その点でも緊張されると思います。

本当の舞台では、忘れても教えてあげられませんから、こういう小さな発表の時に肝を練っておいてもらいたいと思い、心を鬼にして、私からの、ど忘れ対応はしないようにしています。

今回の舞い初めでは、頭が真っ白になってしまうお弟子さんはいませんでしたので、日頃のお稽古の成果と喜んでおります。

お弟子さんの後は、私も舞い初めで舞いました。

今年も、4月に第二回舞の会を催す事が決まっておりまして、この舞い初めは、それに向けてのお稽古の一環でもありました。

昨年の舞の会では、大変ご好評をいただき、また、たくさんの応援のお言葉も頂戴しましたので、第二回も開催する運びとなりました。

お弟子さんも、私自身も、昨年よりも今年、少しでも前進できるよう、稽古に励んでおります。

葛たか葉 舞い初め令和六年





2023-10-03

2023年浴衣会

先月、私のお稽古場で初の浴衣会を開きました。

タカ女先生主催の浴衣会とは比べ物にならないほど、小規模な会です。

通常のお稽古日の、お弟子さん方が合流する時間帯に、それぞれのお稽古の成果を発表しました。

振り付けを最後まで覚えていないお弟子さんは、曲の途中までを浴衣会用にお稽古しておきました。

前回の舞の会が5月でしたので、それから月に2回のお稽古ですから、まだ8回程度しかお稽古日がありませんでした。そのわりには、それぞれの力量で頑張って覚えてくれましたので、何とか形になって良かったです。

今、お弟子さん方がお稽古している曲は、来年の舞の会で舞う曲ですので、内輪ではありますが、お客様の前で舞う経験を積むのに、良い稽古になったと思います。

私も同様に良いお稽古をさせていただきました。今回は「八島」を舞いました。

私にとっては特段の思い入れのある舞です。

「八島」はお許し物(名取以上でないと教えて頂けない曲)でしたので、名取を許され、国立劇場で舞わせていただけるようになるまでは、この曲が目標でした。

国立劇場でも舞わせていただき、念願叶いましたが、舞ってみたら、舞ってみたで、当然上手く出来なかったところもたくさんありましたから、もっともっとと強欲が止まりません。たゆまぬ強欲でもって、この先も稽古し続けます。

2023年浴衣会 葛たか葉
八島