2016-05-06

舞の会のこと(平成二十八年)

5月4日、「地唄舞 葛流十五周年・葛タカ女舞の会・かつら会」で『珠取り』を舞わせていただきました。

おかげさまで無事舞い終えることが出来ました。
ご来場いただきました皆さま、心より御礼申し上げます。まことにありがとうございました。
今回の舞台も、先生のご指導はもちろんのこと、家族・友人たちの助けがあってこそでした。いつものことながら感謝しております。

色々な事が起こるこの世の中で、あの大きな舞台で舞える幸運と、お客さまに観ていただけるありがたさを、特に感じた今回の舞台でした。
劇場の大きさもですが、『珠取り』という大曲に自分が負けてしまうのは最もいけないことだと思い、稽古を積みました。稽古の日々が私に力を与えてくれたと思います。

今回の『珠取り』は私にさまざまなことを教えてくれたと思っています。
稽古の中で足りない部分を思い知らされ、後ろ向きになりがちな自分の扱い方を模索することもありましたが、稽古のおかげで発見することも多くありました。
この曲は私にとって大事な曲になりました。
まだまだ拙く、遠い道を歩む私の、この先の道を照らす灯の一つとなってくれたと思っています。


平成28年舞の会

『珠取り』
2016年5月4日 地唄舞 葛流十五周年・葛タカ女舞の会・かつら会 国立劇場小劇場