2014-10-21

2014年浴衣会のこと


珠取り


先月いつもより遅めの浴衣会がありました。

今年は新しいおそろいの浴衣でした。

私は『珠取り』を舞いました。
この舞は、母の愛のお話です。今回は特に見て頂きたい方がお見えだったので、
私なりに精一杯つとめました。

毎度ですが、人様の前で舞うといろいろ課題が見えてきます。
やればやるほど考えてしまいますが、発見することも都度あります。
舞も「道」なので、ゆくては果てしないです。
エンヤコラ歩いていくしかありませんが、エンヤコラも楽しんでしまうよう心がけています。

2014-09-18

久々に更新です

また更新をサボってしまいました。

気がつけば、5月に更新して以来です。
夏が終わって秋になってしまいました。放置するにもほどがあるブログになっております。

私自身のお稽古も、公民館でのお稽古も変わらずにしております。
公民館で講師をするようになってから2年が経ちました。
生徒さんも増えまして今は5人になりました。(この日はお一人お休みでした)

新人さんには、やはり基本の『高砂』をしっかり覚えて欲しいので、お稽古時間の前半は全員で『高砂』をお稽古しています。新人さんは、基本の動きや振り付けを覚えているところです。すでに『高砂』の振り付けをしっかり覚えている先輩達には、より舞らしい動きに挑戦してもらっています。




後半は、先輩達を中心に『菜の葉』をやっています。新人さんも一緒に挑戦です。
『菜の葉』の振り付けでは、お扇子を紙に見立て、人さし指を筆にして、文を書く仕草があります。

新人さんのRさんが、この振りをしていたときのこと。

「Rさーん、縦書き、縦書き、」と、私の声。

Rさんは新人さんながら、先輩達の真似をしてがんばって舞っているのですが、前職が翻訳関係だったもので、動かす指先がつい横書きになってしまいました。

筆でお手紙を書くなんて、お習字でもしていない限り、昨今ではあまりないですもんね。
ましてや翻訳をしていたら間違いなく横書き中心ですよね。
気持ちはわかります。
わかりますけど、ここはひとつ縦書きで。

縦書きを練習中


舞の中には、現代人がしない仕草がたくさん出てきます。
着物ならではの所作ばかりですから、はじめは大変かと思いますが、しっかり身に付けば着物でお出かけのときなどに自然と役立ちます。洋服にくらべて面倒なことも多いですが、「丁寧に動く」というのもいいものだと思ってもらえると、皆さん、女性らしさに磨きがかかることでしょう。(私が女性らしさを言うのはどうかとの声が聞こえてきそうですが、”着物の時は女性らしくしているはず”ということでご勘弁ください。)

それやこれや、いろいろ笑いの絶えない公民館でのお稽古です。

さて、私は今『珠取り』をお稽古中です。
悲壮なまでの母性愛が描かれた曲で、元はお能の『海士』です。今月末の少し遅めの浴衣会で舞うことになっています。それに向けて自宅でも稽古しておりますが、狭い私の部屋では動き切れない大曲なので、行ったり来たりしながら地道にやっております。


2014-05-22

舞台を終えて(2014年愛のつどい)

18日、第25回「愛のつどい」に出演しました。

おかげさまで無事につとめることができました。

今回舞わせていただいた「菜の葉」は、今、公民館で生徒さんに教えている舞です。
初心者のお稽古でやることが多いそうで、私も習い始めの頃にお稽古しました。
「高砂」もそうですが、こうした初心用の舞は難しいものです。
ごまかしがきかない部分が多く、初心の頃にやったときとは緻密さが変わってきます。

生徒さんに教えているので、正確さも厳密にしなければなりません。
いろいろ圧し掛かりますが、敢えて「菜の葉」を舞台で舞うことに挑戦しました。
いつもながら満足はいきませんが、得るものは多かったと思います。
お客様が集中して観てくださっていたのが、印象に残っています。


愛のつどいは、今回が最終公演ということですが、毎回良い経験を積ませていただきました。
「地歌舞」をご存じないという方にも、観て頂くことができましたし、そういう場で舞うことは、私自身の勉強にもなりました。
お誘いいただけたことに感謝しております。関係者の皆様、ありがとうございました。そして、長い間お疲れ様でした。

タカ女先生には、今回もこの舞台用のお稽古をつけていただきました。
流派の会以外の場所で舞うことは多くありませんので、外部への出演の際についていろいろ教えていただき、心強かったです。

私からお誘いしてご来場いただきました方々、一所懸命に観てくれた生徒さん方、ありがとうございました。
毎回手伝ってくれる友人・家族への感謝はもちろんです。いつも助かります。

得るものも多くありましたが、目指すものも多く見えた舞台でした。
まだまだやることは山積しています。今後もしつこく追い求めて参ります。



菜の葉(葛たか葉)



2014-04-25

「愛のつどい」に出演します

今年も「愛のつどい」に出演させて頂くことになりました。


「愛のつどい」は平成元年から始まったそうです。


私もお誘いを受けて、第23回公演から参加させていただいております。
今回が3回目の出演です。

車椅子や介護ベッドなど、千葉市の福祉に向けた寄付をするチャリティ公演ということで、お誘いを受けた時もそうした活動に”舞う”という形で参加できることを嬉しく思いました。

しかしながら、26年続けてこられた公演も、今年が最後ということになったそうです。
さびしく、残念に思いますが、私も少しでも公演の成功に貢献できますようつとめます。


今回も民謡、舞踊、太鼓、詩吟、ダンス、講談などたくさんの演目があります。
特に今回は、特別出演のゲストの方々(民謡)も豪華とのことです。

私の出演は、
プログラムNo.8 地唄舞「菜の葉」葛たか葉
となっております。

出演時間は、10時30分過ぎの予定です。
(1演目が5分程、10時開演の8番目です)

お時間、ご興味ございましたらどうぞお運びくださいませ。


第25回 チャリティ 福祉に贈ろうみんなの愛

「愛のつどい」

5月18日(日曜日) 開演10:00 入場無料
千葉市文化センターアートホール(千葉中央公園・千葉パルコそばツインビル)
後援 千葉市

2014-02-18

2014年も

1月に新年会がありました。

更新をさぼり過ぎて、結構昔のお話になってしまいました。

今年の舞い初めでは「水鏡」を舞いました。
またしても艶物です。





先生からお盃を頂くのも例年通りでした。

昨年はお盃から逃げ出した千代さんですが、今年は逃げずに挑戦しました。
その甲斐あってか、会食のビンゴゲームで早々にビンゴが来ました。


さて、公民館でのお稽古も「高砂」を卒業し、今は「菜の葉」をやっています。
「高砂」にくらべると、動きが速く振りも多いので、皆さん悲鳴をあげつつ(私のシゴキがキツイわけではなく)苦労していますが楽しくやっております。
昨年からお仲間もお一人増えて、賑やかになりました。