昨日、私のお稽古場の稽古納めでした。
私は稽古が日課なので、年末年始も稽古しますが、お弟子さんとの今年のお稽古はこの日で締めくくりです。年明けのお稽古日に舞い初めをしますので、お弟子さんも一人ずつ舞う事になっています。
舞い初めと言っても、いつものお稽古の一環ですので、固くならずにやりましょう、という、ささやかな行事です。
数か月前からそれに向けてお稽古してきました。この日は、仕上げのお稽古でした。
こちらの小さな箱のような物は、見学中や休憩中など、座っている時に使ってもらうために私が手作りした「正座椅子」です。
正座椅子は、正座してもしびれにくく、背筋が伸びますので、腰の負担も軽減できるそうです。
市販品もありますが、こちらの手作り正座椅子は土台が牛乳パックです。
私は牛乳好きでして、空いた紙パックがたくさんありましたので活用しました。
カバーの布は、古い羽織と着物の生地です。
数年前に作ったものですが、皆さん丁寧に扱って下さっているので、きれいな状態を保っています。
4月にお稽古を再開してから、休むことなく続けてこられました。
続けられるだけでもありがたいですが、この状況が続くのはやはりさびしいです。
もっと安心して過ごせ、縛りなく活動できる日が、少しずつでも近づいていると信じて、新しい年を待ちます。