2010-12-13

乙粋な夜 無事に終了致しました

 ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。


コンサートの幕開きで「黒髪」を舞いました。当日現地に行ってみないと動ける範囲がどれくらいかわからなかったのですが、思っていたより動ける範囲を作っていただき、無事に舞うことができました。


コンサートで舞わせて頂いたのは、今回が初めての経験でした。

独特の雰囲気のある鞘堂ホールで舞えたことも、とてもよい経験になりました。

自分の視線の先に建物の美しい造りが照明に浮かび上がり、舞っている自分自身が、幻想的な光景に感動を覚えました。

あんなに美しい光景を見ながら舞ったことは、これまでにありませんでした。

珠恵子さんの、どうしてもこの鞘堂でコンサートを開きたいという想いに納得しました。


国立劇場の舞台を何度か見てくださっている方々から、「近くで観られてよかった」と言って頂きました。確かに国立では、遠い舞台の上で白塗り、カツラ姿ですから、今回とは大分趣きが違います。

しかし、それだけ近いということは細かい動きも感情もむき出しになるわけですから、舞手としてはかなりの集中力を要します。


おかげさまで皆さまからの暖かい拍手を頂くことができまして、今回このような機会を与えて頂いたことをありがたく思っております。

今回の舞台を想定し、いろいろ細かく稽古をつけてくださったタカ女先生にも、よい報告ができます。


舞い終えたあとは、珠恵子さんの唄をゆっくり楽しむことができました。

珠恵子さんの、吐息のように美しく、時に力強い歌声に酔いしれた一夜でした。

黒髪(葛たか葉)




2010-12-08

「乙粋な夜」

 唄うたい 珠恵子さんのコンサートにゲスト出演で地唄舞を舞います。


珠恵子さんは、今年5月の国立劇場で初めて「地唄舞」をご覧になり、興味を持って下さったそうです。

そして、ご自身の記念すべきファーストコンサートで「是非、地唄舞を。」と、ご依頼を頂きました。


今回のコンサートでは、”日本のうた”と”異国のうた”を歌われるそうです。

私は、”日本のうた”のゲストとして、地唄「黒髪」を舞います。

千葉で地唄舞を舞う貴重な機会を与えてくださった珠恵子さんのご期待に添えるよう、精一杯舞います。


「乙粋な夜」―日本のうた そして 異国のうた―



2010年12月11日(土)

千葉市美術館さや堂ホール


              

開場 16:30

開演 17:30

全自由席 2500円(当日受付にて購入可能です)


唄:珠恵子  ぎたー:梶原 秀剛  ぱーかっしょん:白石 智丈


いい日旅立ち・西へ

十九の春(沖縄)

おぼくり~ええうみ(奄美大島)

A Felicidade(ブラジル)

A Gracias a la Vida(チリ)

私の孤独(フランス)

舞の会

 こちらの記事は、「ここはべんてん整体院」に掲載済みの記事です(2010年5月6日)

先日5月4日の舞の会が無事に終了致しましたのでご報告いたします。


あの大きな劇場にたくさんのお客様にお越しいただき、感謝で一杯の一日でした。

私からお誘いしたお客様も過去最高の人数でした。

この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

そして、改めて言うまでもありませんが、私が舞を続けられるのは、いつも優しくも妥協のないタカ女先生のご指導のおかげです。

先生の舞は、「信じられる舞」です。



さて、私自身の顛末はと言うと、

あの男勝りが大丈夫か~?と一部心配の声もあったとかなかったとか。

ちなみに父は、私の出番の直前に席から姿を消したそうです。

終演後、千代さんが

「お父さん、どこに行ってたの?ちゃんと観てたの?」

と聞くと、

「一番後ろの真ん中で、立って見ていたんだ」

という父。


・・・さては、私が失敗するのを恐れて移動したんだな。

怖くて見ていられなかったんだな。


「違う!一番いい位置で見ようと思ったからだ」

と、いくら弁解しても私と千代さんには相当緊張していたのがばれてしまっているのですが。

こうした家族の協力や、友人の助けもあって大きな舞台を乗り切ることができました。


いろいろな事があった長いようで短い一日でしたが、今回の舞台は私にとって身になる舞台でありました。

準備期間も含めて、この経験はあらゆる事に生かせることだと思いますし、そうしようと思います。

そして、この日のたくさんのありがとうと、「初心忘れず」をしっかりと胸に刻んでおきます。


『鉄輪』
2010年5月4日 葛流創流十周年舞の会 国立劇場大劇場

舞のこと

 こちらの記事は「ここはべんてん整体院」に掲載済みの記事です。(2010年4月21日)

武道を始める以前から、地唄舞をやっています。


「真逆の事をしてるね」


と言われますが、自分にとってはそうでもありません。

両方ともある程度の年月続けてきた事もあり、繋がっている部分は少なくありません。

どちらも日本人独特の「腰を落とす」事が重要になっている点は共通していますし、無駄に力の入った動作は良しとされません。

間違った動きをすれば、身体も故障します。(これは、自分が整体を始めたきっかけの一つでもあります。)


その地唄舞の舞台が近づいてきました。


葛(かつら)流創流十周年舞の会

葛タカ女舞の会

2010年5月4日 国立劇場大劇場


自分は、門弟の部に「葛たか葉」(かつら たかは)という名前で出演させていただきます。

ここ数ヶ月営業終了後は、夜な夜な狭い自室で稽古を続けています。

あの舞台に立つには、相応の稽古をしておかないと自分に負けることを知っていますから稽古に悔いは残したくありません。


「舞」というと、優雅なお稽古事のようですが、自分はそんな風に思うことはこれまでもこれからもありません。