2022-02-08

2022年 令和四年舞い初め

昨年は、新年らしき行事がありませんでしたが、今年は1月に舞い初めを行いました。

私の稽古場での舞い初めは初めての事でした。
都内までお稽古に通う事がなくなり、恒例だった葛流新年会も2020年が最後でした。
寂しい事ですが、めげていても仕方ありませんので、小さな事でも出来る事をしようと思い、お弟子さんと舞い初めをしました。

2020年以降、私の、舞に関する環境が大きく変わり、また、くだんのウイルスもいまだ収束が見えない状況ですが、私が稽古を続ける事は何ら変わりがありません。
環境や状況は、いつまでも同じままとは限らず、思いもよらない変化が否応なく突然起こる事もありますが、その時でも、私はどうにかして舞の道を歩んで行こうと思っています。
何かが変わったら変わったなりに進むだけで、望まざる変化であっても嫌がるばかりでは先に進めなくなってしまいます。
舞についての何者になりたいわけではなく、大きな事をしたい野心などないのですが、行く手が藪であっても、自分で切り拓けば、稽古を続けるための道は途切れないと信じています。

私の舞い初めの曲は「万才(万歳)」にしました。
新年を寿ぐ舞でもありますが、私を鍛え、励ましてくださった、舞が大好きだった方々に「下手でもなんでも続けています」と言えるようにしておきたい、その思いも込めて、私が節目になったと思っているこの曲を選びました。



2022年舞い初め