2011-12-20

今年最後の

 本日、今年最後のお稽古日でした。

年明けの舞い初めで舞う「江戸土産」をお稽古です。

先輩と前半・後半に分けて舞うのですが、私は後半担当です。
最後は二人で合わせて舞います。
先輩とは長いお付き合いで、いつもお世話になってますので、
息も合わせやすいと思います。

さて、去る10月23日、師範のお許しを頂きました。
このところ稽古している「江戸土産」はその課題曲でした。

師範のお扇子



まさか師範を取るまでこの道を歩むとは、始めた当初は思ってもおりませんでした。
先生始めたくさんの方々にお世話になり、又ひとつ前へ進ませていただきました。
皆さま、ありがとうございます。名に羞じぬよう努力を重ねます。
そして来る年は、葛流千葉支部実現に向けて踏み出します。

「花」にはなれぬ「葉」ではありますが、四季折々で姿を変える葉のように豊かな表現者となれるよう精進を誓う節目の年となりました。


2011-10-05

2011年・浴衣会

 すっかり涼しくなりましたが、浴衣会のお話です。

先月、無事に終了しました。


思い返せば、当日は大変暑い日でした。

今回の浴衣会は、皆さんおそろいの浴衣でした。

全員同じ浴衣は、久しぶりだと思います。集合写真は圧巻でした。


舞台上がライトで暑かったため、呼吸をするのに鼻の穴が広がる思いでしたが、自分の中の目標を少しでも達成しようと努めました。


現在は、再び「江戸土産」のお稽古中です。これは、私にとってある意味節目となる舞なので、浴衣会から息をつく間もなく稽古しています。

2011-09-02

すっかり

 放置してしまいました。


次の日曜日、9月4日は浴衣会です。


去年の浴衣会も男舞だったのを思い出すこの頃です。


台風はどうなんでしょう。と気にしつつも稽古しています。

2011-07-07

浴衣会に向けて

 先日は、毎年恒例の浴衣会に向けてのお稽古でした。

「江戸土産」のお稽古は、しばしお休みです。

浴衣会では「八島」を舞います。
地唄舞を始めた当初から憧れだった八島。
平成18年に国立小劇場で念願叶って舞わせて頂いた、自分にとっては思い入れの強い舞です。


八島(葛たか葉)

地唄舞はしっとりした艶物のイメージが濃いかと思いますが、八島はお能から採った本行物で、旅の僧が義経の霊に出会い、合戦の物語を聞く、という内容です。


再び舞えることになり、以前舞ったときに自分の中で課題として残った部分を乗り越えられるよう勇んで稽古しております。

今回は合戦のくだりを舞うので、船を漕いだり、馬に乗ったり、弓を引いたり、刀に、槍と動きは盛りだくさんです。
クーラーのない自室で稽古しているので、えらいことになっています。
脱水症状に注意が必要な状態ですが、なにより八島を舞えるのが嬉しいので苦ではないです。

2011-06-03

ドライブ

 先日のお稽古は久しぶりに車で行ってきました。

月末なので、渋滞覚悟で出かけましたが、意外に空いていたので早く到着できました。

久しぶりの割には、車線に翻弄されることもなく順調な往路でした。


この日のお稽古では、かなり汗をかきました。

あれだけ汗をかくとある意味スポーツだと思います。


そして、帰りは海側の357で帰ろうと銀座を抜けるルートにしました。

(行きは14号をひた走りで靖国通りに出ます。高速は使いません)

皇居の周りを走るのは、自分にとってはちょっとした観光です。

去年舞台に立った国立劇場の前も通ります。よそ見している場合ではないので、視野の範囲内ですが。


途中までは非常に順調だったのですが、357に出るのを早まって道を間違えました。

(コンビニでトイレ休憩したのがまずかったのか。都心を抜けて気も抜けたのか。)

車にナビなどありません。道を間違えた時は、いつも野生の勘で走ります。たいていそれでなんとかなってきました。


しばらく走り、これだ!と大通りに出たら環七。自分が出たかったのは葛西橋通り。

だめだ。こりゃ。

一旦止めて、地図を見なくちゃだめかと思った目の前に、習志野ナンバーの車が。


この人に賭けよう!きっと葛西橋通りに行くに違いない。だって、習志野ナンバーなんだから。

かなり身勝手にその車を頼り、付いていきました。

そして、ありがたいことに出てくれました葛西橋通り。やがて無事357を発見。信じてよかった習志野ナンバー。


今回もなんとかなったドライブでした。


2011-05-19

お稽古日

 先日のお稽古。車で行こうか、電車にしようか迷った結果、この日は電車で行きました。


一時は毎回車で行っていましたが、このところ電車で行くことが多いです。


都内の道路は車線が多く、そんなつもりもないのにいつの間にやら車線変更させられてしまうので、臆病者の自分にはスリル満点です。

そろそろ車で行かないと、せっかく覚えた道を忘れそうです。


お稽古中の江戸土産は、最後の振りまで到達しました。

これからが本当のお稽古になります。


振り付けでは、女はもちろん男も、杖をつく座頭、越後獅子などいろいろ登場します。

今回出てきたのは、砂浜で貝を拾う相模のアマ。

貝を探しては籠に拾っていくのですが、その途中で水鏡(水面)に自分の姿を映して見るところがあります。

貝拾いより身だしなみを優先するわけです。

乙女心の希薄な自分には「貝よりそっち?」と面白く、この部分かなり印象的でした。


この舞いは一人で七役を舞い分けるというもので、難しいのは重々承知ですが、まだまだ出来ないながらもとても面白いです。

2011-04-13

ご無沙汰の更新です

 このところ、更新をしませんでした。

先月の地震以来、何を書いていいものやらわからず、放置しておりました。

被災された方々に、簡単にお見舞いの言葉など言えず、「がんばれ」などとはおいそれと言えず、できることは早めにしましたが、たいした事はできず、今も報道を見てはその困難の想像すらし切れず、余震が起きれば被災地の人の恐怖を思い、「いいかげんにしろ、地震。」と腹を立てるばかりの毎日です。

自然のすることに文句を言ってもせん無いことですが、せっかく立ち上がろうとしているのに、と思うとあらぶる大地を恨めしく思います。

そんな中ではありますが、このところお稽古に行かせて貰っています。
自分が歩みを止めたところで、なんの足しにもならないのでやるべきことはやっています。
今は「江戸土産」を稽古中です。


「舞」は神さまに奉納するところに起源があるそうです。
(地唄舞は芸能として派生し伝承されたきたそうです。)
人々が懸命に生きようとしている今、おわしますなら、日本の八百万(やおよろず)の神さま総動員で大地を鎮めてくれ。と頼みたくなります。

2011-01-11

舞い初め

 先日、恒例の新年会に行って参りました。

毎年、先生からお盃を頂戴し、新たな一年の精進を誓います。

続いて舞い初め。
華やかな着物姿の皆さんが、それぞれの舞を披露します。
私は舞台裏にいる時間が多かったので、合間を縫って皆さんの舞を見ておりました。
出る前の舞台裏で、「緊張する~」と言っていた方も、いざ始まると落ち着いて舞っていて、やっぱり女性は肝が据わってると感心します。

私の今年の舞い初めは「黒髪」でした。
「黒髪」は、演劇学校の頃、先生に授業で教わったこともある舞です。
初めて地唄舞に触れた頃の初心にかえって、今年も稽古に励みます。



おみやげに頂いたセトモノの鈴。今年はウサギです。
卯