2011-05-19

お稽古日

 先日のお稽古。車で行こうか、電車にしようか迷った結果、この日は電車で行きました。


一時は毎回車で行っていましたが、このところ電車で行くことが多いです。


都内の道路は車線が多く、そんなつもりもないのにいつの間にやら車線変更させられてしまうので、臆病者の自分にはスリル満点です。

そろそろ車で行かないと、せっかく覚えた道を忘れそうです。


お稽古中の江戸土産は、最後の振りまで到達しました。

これからが本当のお稽古になります。


振り付けでは、女はもちろん男も、杖をつく座頭、越後獅子などいろいろ登場します。

今回出てきたのは、砂浜で貝を拾う相模のアマ。

貝を探しては籠に拾っていくのですが、その途中で水鏡(水面)に自分の姿を映して見るところがあります。

貝拾いより身だしなみを優先するわけです。

乙女心の希薄な自分には「貝よりそっち?」と面白く、この部分かなり印象的でした。


この舞いは一人で七役を舞い分けるというもので、難しいのは重々承知ですが、まだまだ出来ないながらもとても面白いです。

2011-04-13

ご無沙汰の更新です

 このところ、更新をしませんでした。

先月の地震以来、何を書いていいものやらわからず、放置しておりました。

被災された方々に、簡単にお見舞いの言葉など言えず、「がんばれ」などとはおいそれと言えず、できることは早めにしましたが、たいした事はできず、今も報道を見てはその困難の想像すらし切れず、余震が起きれば被災地の人の恐怖を思い、「いいかげんにしろ、地震。」と腹を立てるばかりの毎日です。

自然のすることに文句を言ってもせん無いことですが、せっかく立ち上がろうとしているのに、と思うとあらぶる大地を恨めしく思います。

そんな中ではありますが、このところお稽古に行かせて貰っています。
自分が歩みを止めたところで、なんの足しにもならないのでやるべきことはやっています。
今は「江戸土産」を稽古中です。


「舞」は神さまに奉納するところに起源があるそうです。
(地唄舞は芸能として派生し伝承されたきたそうです。)
人々が懸命に生きようとしている今、おわしますなら、日本の八百万(やおよろず)の神さま総動員で大地を鎮めてくれ。と頼みたくなります。

2011-01-11

舞い初め

 先日、恒例の新年会に行って参りました。

毎年、先生からお盃を頂戴し、新たな一年の精進を誓います。

続いて舞い初め。
華やかな着物姿の皆さんが、それぞれの舞を披露します。
私は舞台裏にいる時間が多かったので、合間を縫って皆さんの舞を見ておりました。
出る前の舞台裏で、「緊張する~」と言っていた方も、いざ始まると落ち着いて舞っていて、やっぱり女性は肝が据わってると感心します。

私の今年の舞い初めは「黒髪」でした。
「黒髪」は、演劇学校の頃、先生に授業で教わったこともある舞です。
初めて地唄舞に触れた頃の初心にかえって、今年も稽古に励みます。



おみやげに頂いたセトモノの鈴。今年はウサギです。
卯