2016-03-31

近づいてきました

 5月4日の舞の会本番まで、あと一ヶ月と少しになりました。


先週は、かつら合わせがありました。

大体こういう髪になるというのは教えていただきましたが、完成形は当日にならないと見られません。

私にとっては、初挑戦の髪型になるようです。


来月には下ざらい(所謂リハーサルのことです)があります。

色々な準備が進むと、近づいてきたのを実感します。

国立劇場の舞台は6年ぶりです。

緊張はそれなりにすると思いますが、緊張だけでなく楽しみな思いも抱いてその日を迎えたいので、稽古を重ねています。

『珠取り』を舞いますが、どうやっても私の部屋は狭いです。

狭いながらも工夫してなんとか稽古しています。

もう一ヶ月ですが、まだ一ヶ月あるので、出来る限りの準備をしつつ過ごします。

2016-02-05

2016年新年会

少し前のことですが、1月に新年会がありました。

母、千代さんも一緒に参加させていただきました。千代さんとの珍道中は恒例行事になっています。

今年の舞初めでは、『鶴の声』を舞いました。
今、公民館で指導している舞です。



舞初めの前に、先生からお杯を頂戴しました。今年は、一層の精進を心に誓いました。
5月4日に国立劇場での舞の会に出演することが決まっております。
私は『珠取り』を舞わせていただきます。
私にとっては、2010年以来の国立劇場の舞台です。少しでも求めている舞に近づけるよう日々稽古しております。

と、そんな折、美術館に行きまして、浮世絵の展示を見てきました。
ちょこちょこお邪魔する千葉市美術館です。
『珠取り』は、讃岐の志度の浦に伝わる海女の珠取り伝説が元になっているそうです。
この伝説が能の「海士」になり、そこから地唄舞にもなったとのことです。
今回の展示は浮世絵ということなので、もしかしたらあるかな~と思って行ったのですが、
ありました。
「浮絵海士龍宮玉取之図」
まさに『珠取り』の絵でした。1744年-48年のものだそうです。
海女が龍から珠を取り返してくるときの姿が描かれていました。

海女の珠取り伝説は、志度寺の由来を記す「志度寺縁起」のひとつとのことです。
実在の歴史上の人物が登場しますが、龍も登場しますから、どこまで実話なのでしょう。
長きにわたり言い伝えられてきて、今もかの地で息づいているとなると信じたくなる悲しい海女のお話です。


2015-10-26

公民館の文化祭2015

昨日は公民館の文化祭でした。

私の生徒さんたちも発表の部に参加させていただきました。
今回は、三人で『菜の葉』を舞いました。



美容師の母に協力してもらい、三人とも髪を和風のアップにしました。

いいですね~、と、生徒さんの晴れ姿が嬉しい私。

私は今回も端っこでテープ係りでした。
初めて参加した前回ほどではありませんが、自分が舞うのとは違う妙な緊張をしました。

『菜の葉』は、初心者向けと言いながら、それほど簡単な舞ではありません。
私も以前舞台で舞ったときに難しさを痛感し、生徒さんたちも覚えるのに苦労した曲です。
本番では、三人とも落ち着いて舞っていました。
お稽古で伝えたことをやろうとしてくれているのを嬉しく思い、いい度胸だと、頼もしく思いました。

生徒さんのご家族、ご友人にもご来場いただきまして、日ごろの成果を観ていただくことが出来ました。
ご覧いただいた地域のお客様にも温かいお言葉を掛けていただき、ありがたいことでした。

今回も家族・友人の協力で、無事にこの日を終えることができまして、感謝しております。
発表終了後の記念撮影では、お集まりいただいた皆さまと一緒に、笑顔の写真がたくさん撮れました。
お天気も良かったおかげもあり、笑顔の一層輝く写真になりました。