2015-02-05

また放置してまして

年も越し、節分も過ぎてしまいました。

自分でも久々に覗いてみたら、浴衣姿の写真のままではございませんか。

さすがに寒々しいので何か書かねば。


ブログは放置してましたが、公民館でのお稽古も私自身のお稽古も変わりなくしております。


先日火曜日は私自身のお稽古がありましたので、都内まで行って参りました。

このところ着物で行くようにしています。

冬の間は道行かマントを着て行きます。

歳が明けてからはマントを着て行くことが多いです。


母の還暦祝いで京都旅行に行ったときに、兼用で着られるからと母が購入したマントです。

しかし、母がこのマントを着たところは見たことがありません。

なぜでしょう。魔法使いみたいになっちゃうからでしょうか。

殆ど私が使ってしまっています。

あたたかいし、脱ぎ着が楽なので面倒くさがりの私には助かる上着です。

黒いマントなのでどの着物にも合うし、襟を立てて着ることも出来て重宝しております。

まだしばらくの間は寒いでしょうから、この黒マントが活躍することでしょう。


今、私がお稽古しているのは「露は尾花」です。

大人の雰囲気漂う曲です。


2014-10-21

2014年浴衣会のこと


珠取り


先月いつもより遅めの浴衣会がありました。

今年は新しいおそろいの浴衣でした。

私は『珠取り』を舞いました。
この舞は、母の愛のお話です。今回は特に見て頂きたい方がお見えだったので、
私なりに精一杯つとめました。

毎度ですが、人様の前で舞うといろいろ課題が見えてきます。
やればやるほど考えてしまいますが、発見することも都度あります。
舞も「道」なので、ゆくては果てしないです。
エンヤコラ歩いていくしかありませんが、エンヤコラも楽しんでしまうよう心がけています。

2014-09-18

久々に更新です

また更新をサボってしまいました。

気がつけば、5月に更新して以来です。
夏が終わって秋になってしまいました。放置するにもほどがあるブログになっております。

私自身のお稽古も、公民館でのお稽古も変わらずにしております。
公民館で講師をするようになってから2年が経ちました。
生徒さんも増えまして今は5人になりました。(この日はお一人お休みでした)

新人さんには、やはり基本の『高砂』をしっかり覚えて欲しいので、お稽古時間の前半は全員で『高砂』をお稽古しています。新人さんは、基本の動きや振り付けを覚えているところです。すでに『高砂』の振り付けをしっかり覚えている先輩達には、より舞らしい動きに挑戦してもらっています。




後半は、先輩達を中心に『菜の葉』をやっています。新人さんも一緒に挑戦です。
『菜の葉』の振り付けでは、お扇子を紙に見立て、人さし指を筆にして、文を書く仕草があります。

新人さんのRさんが、この振りをしていたときのこと。

「Rさーん、縦書き、縦書き、」と、私の声。

Rさんは新人さんながら、先輩達の真似をしてがんばって舞っているのですが、前職が翻訳関係だったもので、動かす指先がつい横書きになってしまいました。

筆でお手紙を書くなんて、お習字でもしていない限り、昨今ではあまりないですもんね。
ましてや翻訳をしていたら間違いなく横書き中心ですよね。
気持ちはわかります。
わかりますけど、ここはひとつ縦書きで。

縦書きを練習中


舞の中には、現代人がしない仕草がたくさん出てきます。
着物ならではの所作ばかりですから、はじめは大変かと思いますが、しっかり身に付けば着物でお出かけのときなどに自然と役立ちます。洋服にくらべて面倒なことも多いですが、「丁寧に動く」というのもいいものだと思ってもらえると、皆さん、女性らしさに磨きがかかることでしょう。(私が女性らしさを言うのはどうかとの声が聞こえてきそうですが、”着物の時は女性らしくしているはず”ということでご勘弁ください。)

それやこれや、いろいろ笑いの絶えない公民館でのお稽古です。

さて、私は今『珠取り』をお稽古中です。
悲壮なまでの母性愛が描かれた曲で、元はお能の『海士』です。今月末の少し遅めの浴衣会で舞うことになっています。それに向けて自宅でも稽古しておりますが、狭い私の部屋では動き切れない大曲なので、行ったり来たりしながら地道にやっております。