2011-07-07

浴衣会に向けて

 先日は、毎年恒例の浴衣会に向けてのお稽古でした。

「江戸土産」のお稽古は、しばしお休みです。

浴衣会では「八島」を舞います。
地唄舞を始めた当初から憧れだった八島。
平成18年に国立小劇場で念願叶って舞わせて頂いた、自分にとっては思い入れの強い舞です。


八島(葛たか葉)

地唄舞はしっとりした艶物のイメージが濃いかと思いますが、八島はお能から採った本行物で、旅の僧が義経の霊に出会い、合戦の物語を聞く、という内容です。


再び舞えることになり、以前舞ったときに自分の中で課題として残った部分を乗り越えられるよう勇んで稽古しております。

今回は合戦のくだりを舞うので、船を漕いだり、馬に乗ったり、弓を引いたり、刀に、槍と動きは盛りだくさんです。
クーラーのない自室で稽古しているので、えらいことになっています。
脱水症状に注意が必要な状態ですが、なにより八島を舞えるのが嬉しいので苦ではないです。

2011-06-03

ドライブ

 先日のお稽古は久しぶりに車で行ってきました。

月末なので、渋滞覚悟で出かけましたが、意外に空いていたので早く到着できました。

久しぶりの割には、車線に翻弄されることもなく順調な往路でした。


この日のお稽古では、かなり汗をかきました。

あれだけ汗をかくとある意味スポーツだと思います。


そして、帰りは海側の357で帰ろうと銀座を抜けるルートにしました。

(行きは14号をひた走りで靖国通りに出ます。高速は使いません)

皇居の周りを走るのは、自分にとってはちょっとした観光です。

去年舞台に立った国立劇場の前も通ります。よそ見している場合ではないので、視野の範囲内ですが。


途中までは非常に順調だったのですが、357に出るのを早まって道を間違えました。

(コンビニでトイレ休憩したのがまずかったのか。都心を抜けて気も抜けたのか。)

車にナビなどありません。道を間違えた時は、いつも野生の勘で走ります。たいていそれでなんとかなってきました。


しばらく走り、これだ!と大通りに出たら環七。自分が出たかったのは葛西橋通り。

だめだ。こりゃ。

一旦止めて、地図を見なくちゃだめかと思った目の前に、習志野ナンバーの車が。


この人に賭けよう!きっと葛西橋通りに行くに違いない。だって、習志野ナンバーなんだから。

かなり身勝手にその車を頼り、付いていきました。

そして、ありがたいことに出てくれました葛西橋通り。やがて無事357を発見。信じてよかった習志野ナンバー。


今回もなんとかなったドライブでした。


2011-05-19

お稽古日

 先日のお稽古。車で行こうか、電車にしようか迷った結果、この日は電車で行きました。


一時は毎回車で行っていましたが、このところ電車で行くことが多いです。


都内の道路は車線が多く、そんなつもりもないのにいつの間にやら車線変更させられてしまうので、臆病者の自分にはスリル満点です。

そろそろ車で行かないと、せっかく覚えた道を忘れそうです。


お稽古中の江戸土産は、最後の振りまで到達しました。

これからが本当のお稽古になります。


振り付けでは、女はもちろん男も、杖をつく座頭、越後獅子などいろいろ登場します。

今回出てきたのは、砂浜で貝を拾う相模のアマ。

貝を探しては籠に拾っていくのですが、その途中で水鏡(水面)に自分の姿を映して見るところがあります。

貝拾いより身だしなみを優先するわけです。

乙女心の希薄な自分には「貝よりそっち?」と面白く、この部分かなり印象的でした。


この舞いは一人で七役を舞い分けるというもので、難しいのは重々承知ですが、まだまだ出来ないながらもとても面白いです。